2021年冬ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」(TBS系)。
ネットでは、「天国と地獄」とドラマ「JIN‐仁‐」(2009・2011年)が似てる!という声があがっています。
今回は、二つのドラマの似てるポイントを探ってみたいと思います。
スポンサーリンク
「天国と地獄」「JIN‐仁‐」は似てる?
まず、話の内容を比べてみます。
「天国と地獄~サイコな2人~」のあらすじ
努力家で正義感の強い警視庁捜査一課の刑事・望月彩子は融通が利かず失敗も多いため、手柄の横取りが横行する職場で同僚や上司たちに煙たがられていた。ある日連続猟奇殺人とみられる事件が発生、現場に違和感を感じた彩子は、殺害後に犯人が現場を特殊な洗浄剤で清掃したことを突き止める。洗浄剤の入手経路を追ううち、彩子はベンチャー企業社長・日高陽斗の言動に不審を抱き、さらに彼にはアメリカで猟奇殺人犯の容疑を受けた過去があることが判明する。日高の事件当日の行動を裏取りし容疑が固まると、彩子は手柄を挙げようと日高逮捕に向かうが、対決する二人はもみ合い一緒に歩道橋の階段を転げ落ち失神する。目を覚ました彩子と日高は、互いの心と体が入れ替わったことを知る。
引用:Wikipedia
序盤を簡単にまとめると、望月彩子(刑事)と日高陽斗(サイコパスの殺人鬼)の魂が入れ替わってしまう話。
望月彩子役に綾瀬はるかさん、日高陽斗役は高橋一生さん。
原作がないオリジナルストーリーなので、これからどうなるか見当がつきません。
2人の 魂が入れ替わった先には、互いの価値観を根底から揺るがす、予想もしない真実と“究極の愛”が待っていた ──。
引用:TBS「天国と地獄」公式サイト
公式サイトにも「予想もしない真実と”究極の愛”が待っていた」とあり、どうなっていくのか楽しみですね。
「JIN‐仁‐」のあらすじ
平成12年(2000年)のある夜、東都大学付属病院の脳外科医・南方仁は、急患で運ばれてきた男性の脳から奇形腫を摘出するが、その後は頭痛と空耳に悩まされる。やがて、集中治療室から脱走した患者を止めようとした仁が階段から転落する途中で気絶し、意識を取り戻してふと辺りを見渡すと、そこは侍たちが斬り合う文久2年(1862年)の幕末だった。仁は幕末の人々の運命や歴史を変えていることを自覚しつつも彼らを救うため、現代から持ち込んだ知識と幕末の人々の協力により、近代医療を実現していく。
引用:Wikipedia
簡単にまとめると、脳外科医の南方仁が江戸時代にタイムスリップ。
治療道具などがない中、悩みながら医療を施し、生きていく話です。
「JIN‐仁‐」の原作は、村上もとかさんの漫画です。
南方仁 役は大沢たかおさんで、綾瀬はるかさんは南方仁が江戸で居候する武家の娘・橘咲 役。
橘咲は、南方仁の弟子として医療を学ぶ重要な役どころです。
「天国と地獄」「JIN‐仁‐」は似てる?
二つの話を比べてみると、綾瀬はるかさんが主要キャストであり、非現実的なことが起きるところに共通点がありますね。
- 「天国と地獄」 現代の殺人事件が中心で、他人と魂が入れかわる話
- 「JIN‐仁‐」 江戸時代にタイムスリップする、医療が中心の話
ストーリー自体は特に似てないのに、二つのドラマが似てると言われるのはどのあたりか、探ってみたいと思います。
スポンサーリンク
【天国と地獄】JIN‐仁‐と似てるポイント5つ!
①「階段落ち」で主人公にありえないことが起きる
階段落ち入れ替わりのシーン、どうしても南方仁先生のタイムスリップ思い出しちゃった😌#天国と地獄
— かしれい🚕 (@pfm_r701) January 17, 2021
- 「天国と地獄」 彩子と日高がもみあい、歩道橋の階段から二人で落ちて、魂が入れ替わった
- 「JIN‐仁‐」 南方仁が謎の患者ともみあい、仁だけが階段から落ちて、江戸時代にタイムスリップする
階段から転がり落ちて、目を覚ましたらありえないことが起きていた、というところは似ていますね。
主人公がどうしようもない状況になり、もがき苦しみ変わっていくところが物語の見どころでもあると思います。
② BGMの曲調が似てる
「天国と地獄」のサウンド
大好きだったドラマ「仁〜JIN〜」とすごく音楽の感じ似てるなぁって思ったらやっぱり音楽 髙見優さんだった!
日曜劇場枠、中学生の頃から好き!— 高尾 美有 MIYU TAKAO (@miyu_takao) January 24, 2021
ちょっと曲が仁-JINっぽい😳 #天国と地獄
— 楓日和 (@kusa05tm) January 17, 2021
サントラに、少し和テイストがあるような気がします。
特に彩子と日高が階段落ちするシーンにかかる曲が、音の雰囲気やテンポに「JIN‐仁‐」を感じるかもしれないですね。
階段落てるのに、錯覚で上ってるようにも見えるのがまさに天国と地獄😇😈#天国と地獄#綾瀬はるか#高橋一生 pic.twitter.com/k80zn5uCig
— とも (@TwcTvb) January 24, 2021
JINのメインテーマの、サビの部分が似てると思います。(すぐサビの部分がかかります)
③ 効果音・画面の切り替えの演出
彩子が何かに気づいたときなどに鈴の音や他の効果音が鳴ります。
「JIN‐仁‐」でも運命が変わるときなどに、シャーンという鈴の音がしました。
綾瀬はるかちゃんが考えてる時の鈴の音色が仁JINを思い起こさせる
#天国と地獄— 6700 (@jQlA2i6zHGOJTf7) January 17, 2021
『天国と地獄〜サイコな2人〜』初回、やっと見た。入れ替わってからの二人の演技力、すごかったねぇ…(語彙力)まさか階段落ちで入れ替わるとは思わなかったけど(笑) 要所要所でチリリーンって鳴るたびに「あっJIN」って思ってしまったわぁ
— なあこ@好きにまみれろ (@KagawaNami) January 20, 2021
コミカルな場面で、ポローンと楽器のような音が鳴るのも似てる気がします。
また、不気味な男の子のイラストのカットが時々入りますが、「JIN‐仁‐」の瓶に入った胎児を思わせますね。
おそらく「JIN‐仁‐」の胎児のように、男の子のイラストも超重要アイテムになりそうです。
④ 月など空の映像が多い
劇伴、階段落ちの撮り方、夕日と月のの美しさ、主演のモノローグ…JINにそっくりだと思ったら脚本も演出も音楽も同じ方でした。
大好きな作品を胸に留めながら新しい全く別の世界観の作品が見られるなんて幸せこの上ないです。信頼感半端ない✨✨✨
来週もめちゃめちゃ楽しみ〜— リコピン🏡 (@lyra2lyco) January 17, 2021
どちらも、月がよく映り、星や夕焼けなどのシーンが印象的。
人がこの世からいなくなるときは、お空に帰っていくような感覚がありますよね…
空を眺めるしかできない、という状況もあるかもしれないですね。
⑤ モノローグ(心情などの一人語り)が多い
主人公に
語らせるパターンは仁JIN
義母娘と
同じ森下桂子さんの真骨頂だな#天国と地獄 #tbs
#天国と地獄~サイコな2人— セブンツイーツ〜七等分のつぶやき Seven tweets (@TweetsSeven) January 24, 2021
主人公のモノローグ(相手との会話なしに心情などを話すセリフ)が、どちらも多いです。
スポンサーリンク
【天国と地獄】JIN‐仁‐と脚本家・音楽・監督が同じ人!
ネットで似てると言われている「天国と地獄」と「JIN -仁-」。
この2つの作品はいずれも、脚本・音楽・演出(監督)担当が同じスタッフです。
- 脚本 森下佳子さん
- 音楽 高見優さん
- 演出 平川雄一郎さん
主要スタッフに同じ人がいると、世界観やテイストが少なからず似てるところはあるかもしれないですね。
「JIN -仁-」は2009・2011年に作られ、数々の賞を受賞し、海外でも上映されています。
コロナ禍で新しいドラマが作れない時期に各地で再放送されましたが、10年たった今も全く色あせない名作です。
「JIN -仁-」と似てると思った方も、「大好きだから似てて楽しみ」というコメントが多かったようです。
JINー仁ーと映像の構成やシーンのカット、劇中の音楽のテイストからタイミングまでよく似てるなぁと思ったら…
脚本、演出、音楽、スタッフ全てJINスタッフだった#天国と地獄— Kanako💜G&LOVERS (@sawa4nakko) January 17, 2021
音楽以外にも階段から落ちるとか、非現実な現象とか、
気付きがくる時に鈴の音するとことか、放送局とか曜日とか時間帯とかが仁と同じやなぁって思って調べたら、脚本と演出が一緒だった。
そらこれ好きになるはずだわ。#天国と地獄— セレン@ロトゼタシアなう (@k_night0608) January 24, 2021
『天国と地獄-サイコな2人-』
脚本、私の大好きな『JIN-仁-』の、森下佳子さん。
だから、空気感似ていたんだ。— イブ (@tE8bDtZsdnWnFRI) January 24, 2021
天国と地獄観て、
お父さんは仁に雰囲気似てる…?って言いだし、私は義母と娘のブルースに雰囲気似てる…!って言い出したので調べたら脚本の方が同じでした。笑笑— めーぷるラテ (@maplerate32) January 17, 2021
「天国と地獄」は「義母と娘のブルース」とも似てるという声もあり、こちらも綾瀬はるかさん主演で脚本・音楽・演出が同じです。
綾瀬はるかさん出演の「白夜行」「世界の中心で、愛をさけぶ」も、脚本・演出が同じです。
いずれもドラマに定評のあるTBS系ドラマなので、信頼できるスタッフで、すばらしいドラマをたくさん作っているんですね。
これからも、「天国と地獄」から目が離せませんね。