札幌円山動物園は、毎年たくさんの人が訪れる人気の場所で、見どころがたくさんあります。
中でも私がおすすめするのは、2019年オープンのゾウ舎と2018年オープンのホッキョクグマ館です。
比較的新しいこちらの施設は、動物を展示する工夫が凝らされていて、大型動物ならではの迫力が感じられますよ!
そこで、今回は私が行ったときの様子を交えて、ご紹介していきますね!
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札幌円山動物園について
札幌円山動物園は、北海道で一番歴史のある動物園で、1950年の開園以来、札幌市民の憩いの場所として親しまれてきました。
2019年現在、約170種900点の動物を飼育しており、たくさんの珍しい動物と、その生態を見ることができます。
ここ数年は、全国的に有名になった旭川市の旭山動物園に刺激を受けるように、園内のリニューアルが続いています。
2012年のアジアゾーン、2016年のアフリカゾーン、2018年のホッキョクグマ館という、動物を魅力的に見せるように展示の工夫を凝らした、大規模な施設ができました。
その結果、一時期落ち込んでいた来園者数が伸び、2018年には、39年ぶりに来園者100万人を突破しています。
2019年はゾウ舎がオープンして大人気なので、ますますこれからが楽しみですね!
札幌円山動物園のゾウ舎
ゾウ舎は、2019年3月にオープンした最新の施設で、4頭(メス3頭、オス1頭)のアジアゾウがいます。
施設は、ゾウが暮らしやすく、ゾウ本来の姿を観察できるという作りになっています。
砂遊びが好きなゾウのため、屋外・屋内放飼場の両方の床材に、砂が使われています。
昔の施設は床がコンクリートだったので、砂の方が自然に近いですし、歩きやすそうだなと思いました。
子供のゾウもいてかわいいですが、やっぱり大型動物は迫力がありますね。
また、体調維持のため、屋外・屋内の両方に、プールが用意されています。
ゾウのために屋内プールを作ったのは、全国で札幌円山動物園が初めてだそうですよ!
屋内のプールでは、ゾウの水中歩行の様子をすぐ横から観察することができます。
わたしは見ることができなかったのですが、運よく、水中で歩く姿を見ることができたら、迫力満点でしょうね!
札幌円山動物園では、前にいた「花子」が2007年に亡くなってから12年間ぶりに、ゾウがやってきました。それも4頭もです!
ゾウ舎で観察しながら、レッドリストで絶滅危惧種のゾウのことを、考えていこうかなと思えるような施設になっているのではないかと思います。
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札幌円山動物園のホッキョクグマ館
もう一つおすすめなのが、2018年3月にオープンした、ホッキョクグマ館です。
こちらもゾウ舎同様、ホッキョクグマが暮らしやすく、本来の姿を観察できる、というものになっています。
以前の施設と比べると、かなり広くなり、ホッキョクグマが外で遊ぶ様子や、水中で泳ぐ姿が間近に見られるようになりました!
ここは屋外放飼場ですが、ホッキョクグマが奥のほうにいたので、屋内から見ることに。
ガラス越しですが、すぐ目の前で遊んでいました。
お母さんのララと2014年12月生まれの子供リラ(メス)です。リラも、この時はまだ少し小さかったですね。(2019現在はすっかり大きくなっています)
このお母さん、ララと、隣の建物にいるデナリのペアはとても相性がよく、ララは今まで6回も出産しているんですよ!
ララの年齢的に、リラが最後の子供かもしれないので、親子の仲睦まじい姿をしっかりみておきたいと思います。
プールに飛び込むか迷っている様子。
プールで泳ぐ姿は、下にある水槽から見ることができますよ。
きたきたーっ、すごい迫力です!
足の爪や肉球も見えますね。
ホッキョクグマさん、じーっと向こうを見ています!なんと、向こうのエリアにいるのは!
自然界ではホッキョクグマに捕食される、アザラシが!!
でも、ご安心ください。ホッキョクグマとアザラシの間には、ちゃんと分厚い壁が設置されておりますよ。
アザラシも動き回るので、見られているストレスは特になさそうでした。
ホッキョクグマって、なんともユーモラスで、大きいけどかわいくて、ずっと見ていられます。
館内を歩いて回る中で、壁の展示物を読むと、ホッキョクグマについて学べるようになっています。
ホッキョクグマも絶滅危惧種で、地球温暖化により住む場所がなくなっています。
野生のホッキョグマのことを考えたら、胸が苦しくなりました。温暖化防止のために、無駄なものを使わないように気をつけよう。それくらいしかできないけど。
まとめ
札幌円山動物園は、毎年多くの人が訪れる人気の場所です。
見どころはたくさんありますが、私がおすすめするのは、2019年オープンのゾウ舎と、2018年オープンのホッキョクグマ館です。
新しい施設で工夫が凝らされていて、動物らしい姿を見ることができますよ。
ぜひ楽しんで、動物について感じてほしいなと思います。